鮮度のよいしじみを見分けるコツとは?
1.しじみは鮮度が大切
しじみはアミノ酸やビタミンが豊富で、手軽に栄養が摂れる食材です。
生ものなので、その栄養をしっかり摂り入れるには鮮度がとても大切になります。
鮮度の良さの見分け方がわからないと、店頭で見てもどれを選んでいいのかよくわかりません。
そこで、この記事ではしじみの鮮度の見分け方について解説いたします。
2.鮮度が悪い場合
しじみの鮮度が悪いと、風味が落ちてせっかくの深い味わいがなくなってしまいます。
また、鮮度が落ちたしじみは、砂抜きの時に吐き出しが悪くなることに。
身に砂が残ってしまい、食感が悪くなってしまいます。
美味しく味わうためにも、鮮度のいいしじみを買い求めたいものです。
3.鮮度の良いしじみの特徴
しじみは産地によって味や大きさが異なります。
漁獲量が高く質もいいとされる宍道湖や十和田湖のしじみは、旨味があって肉厚なもの。
このような良いしじみを選びたいときは産地をチェックすることも重要です。
しかし、産地が良くても収穫後の管理が良くなければ、鮮度が落ちてしまいます。
鮮度の良いしじみを選ぶには、次の点をチェックしましょう。
3-1.口が閉じている
まず、しじみの口がしっかり閉じているかを確認してください。
口が開いているしじみは死んでいる可能性があります。
開いていても、触ってみてすぐに閉じるようなら大丈夫です。
ただし、その時も動きが鈍いようなら、鮮度が低いということになります。
3-2.殻が茶色でツヤがある
鮮度がいいしじみは殻が膜で覆われて表面から分泌液を出しているので、ツヤがあります。
輪脈と呼ばれる細かな線や模様もはっきりしているのが特徴です。
表面に白い模様があるものは、カルシウムが溶けた鮮度が低い状態です。
色は真っ黒よりもやや茶色い方が鮮度が高く、泥臭さも少なくなります。
さらにふっくらと丸みがあれば、十分鮮度が高いと言えるでしょう。
3-3.殻が欠けていない
殻が欠けていたり割れていたりすると、しじみにストレスがかかり、鮮度が落ちてしまいます。
また、欠けや割れがあるしじみは砂抜きができないので、避けた方がいいでしょう。
3-4.水に入れたとき勢いよく水を飛ばす
鮮度のいいしじみは水に入れた時に勢いよく水を飛ばします。
しじみはパックで販売されていることが多いですが、水槽などに入ってはかり売りしている場合は、よく水を飛ばすしじみを選ぶのがいいでしょう。
4.まとめ
鮮度の良いしじみの見分け方について説明しました。
しじみの良さは旨味成分が豊富で味わい深いところ。
鮮度が落ちていては、せっかくの旨味がなくなってしまいます。
鮮度のいいしじみを見極めて、美味しいしじみをいただきましょう。