しじみに含まれるイノシトール
脂肪と聞くと太っている人を想像しますが、脂肪は一見痩せている人にもついている場合があります。
それが内臓脂肪です。
特に肝臓に脂肪が付いたまま放っておくと肝硬変や肝臓がんへ進行してしまう恐れがあるのです。
しじみは、この内臓脂肪を落とす働きを持つ成分を含んでいるのです。
昔は脂肪肝と言うと特に気にすることもなく医師も放っておくのが常でした。
しかし脂肪肝は、そのままにしておくと最悪死を招く病を引き起こす恐れがあるとして薬やダイエットで脂肪を落とすように対策をしていかなくてはならなくなったのです。
内臓の脂肪を落とすには、油分や糖分を控えた健康的な食事にするほか、運動をすることによって落としていくのが近道ですが、なかなか上手くいかないのが現状です。
日本人は糖分の塊であるお米をよく食べるので、その習慣を崩すことは難しいことです。
しかし、肝臓に付いた脂肪は付きやすいのですが、一方で落としやすいのです。
だとしてもあまり苦労をせずに脂肪を落としたいですよね。
そこで有効なのが、しじみに含まれているビタミンB群の一種イノシトールです。
イノシトールは体内の脂肪を取り除く効果があることが最近知られてきました。
特にお腹周りの脂肪、脂肪肝に効くのです。
イノシトールを摂ると、肝臓に脂肪を付きにくくしてくれるので、これからつくかもしれない脂肪を予防してくれるのです。
また、肝臓だけでなく血液中の脂肪、コレステロールも減らしてくれるので動脈硬化を予防する働きがあります。
そして、ドロドロの血液をサラサラにしてくれ、血行改善にも役立つのです。
イノシトールは、肝臓だけでなく、身体のいたるところの脂肪を撃退してくれます。
またイノシトールを含むしじみ自体が低カロリー低脂肪なので病院でカロリーを指示されていても気にすることなく食べることができます。
どの臓器も脂肪が付いただけでは痛みも何も感じません。
特に肝臓に神経は通っていないので、何か問題があっても気づきにくいのです。
そのため、病状が進行して手遅れになることもあります。
そうならないよう、普段から自分の身体の変化を把握し、気を付けることが重要です。